長い道、もやしもん3巻、華氏四五一度

最近の読了。
長い道、こうの史代。ロクデナシの旦那とひとすじ縄ではいかない奥さんの貧乏暮らしの話。読んでると鬱になるって感想をどっかで聞いたけど、俺はこういう暗いのか明るいのか分からない日常の話はとてもすき。敷居の住人を思い出した。
もやしもん3巻。ボツリヌス菌がかわいい。

「怒っていいのは先祖からのこの地に不幸をもたらす者が居座った時だけ」「でも争うのではなく時をじっくりかけてでもその者にいつか必ずやお帰りを願え」「とがっていては折れてしまう」「訪れる者のすべてをまず受け入れなさい」

どこからの引用かは知らないけどいい台詞。沖縄で本当に言われてることなのだろうか。
華氏四五一度。悲観的で倫理的な話。隣の家の女の子がかわいい。彼女が出てこなくなったあと一気に読むスピードが下がった俺は非倫理的だと思った。
メモ:推定によると、1万1千ほどの人々が、卵を小さいほうの端で……の下りは、ガリバー旅行記リリパット国の卵論争。誠実の海――かつては潮満ち……はマシュー・アーノルドのドーバー海岸。