文字禍、テキストビューア

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http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/card622.html
不思議なくらい、すごい短編。これを64年前に書いた中島敦は本当にすごい。山月記や李陵は教科書からのつながりで高校のとき読んでみたけど、これを読まずにいたのが惜しい。
文字や建物が意味の無い集まりに見えてくるところはゲシュタルト崩壊を下地にしてるんだろうし、古代アッシリアの描写とか、かなりの知識と文章の技術、両方無ければこういうことは出来ないのは俺でもわかる。中国古典に明るいだけなのかと勘違いしていたけど、相当広範な知識を持っていた人だったんだろう。それに加えて、知識と文体で素晴らしいものになっているこの小説が、文字自体の功罪を表すストーリーになっているなんて。他の作品も読んでみることにする。
あと青空文庫はテキストビューアを使うと多少読みやすく。
http://karasu.xrea.bz/
俺はここの扉というソフトを使わせてもらってるんだけど、スタイルを調整して、

こんなかんじに。info.iniの設定は以下。

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