気軽にモノを言う

1.言葉は誰かに何かを伝えるためのものだ。私たちが言葉を使えるのは、生まれた頃から周囲の人間に何かを伝えられ、伝えてきた結果で、いまこのときも、言葉を新しく学んでいる。
2.伝え合った結果を先読みすることを、私たちは言葉を覚え始めたときから自然に行う。注意を引きければ威勢のいい言葉を使うし、優しい言葉をかけてお互いに味方だと確かめあう。
3.結果の先読みは、どこかゲームのようだ。騙し合いが楽しめる面も、利益を無視したことが言えなくなって、他人の言葉の裏を読まないと気が済まなくなってしまうような面も、お互いの言って欲しいこと、言って欲しくないことを読み取って相手の感情を上手く動かしてくような面もある。
4.会話からそういう先読みを全く無くしてしまうことは出来ない。本心100%の会話と言うのも想像するとおそろしいし、そもそも会話と呼べるものになるのかもわからない。
5.疲れてきたので終わる。