宇仁田ゆみ「うさぎドロップ4」

大吉とか二谷さんとかが眩しすぎる。なんなんだその人格。5分おきに感心させらせるじゃないか。
この巻でいちばん気になったのは89ページからの展開で、ある違反をお互いに確認しあって平然としているモブキャラと、その行動にも分かるところがあると思ってしまい動揺する二谷さんの対比がされているところ。
宇仁田さんのどのマンガでも、主人公は後者のような立場で、前者のような立場は間違っていて、描かれる価値がないものとして扱われている。そういう厳しさが魅力のひとつなのだと改めて思った。