電子書籍についての覚書

紙は十数枚なら薄くて軽い。何百枚となると厚くて重い。電子書籍は検索がしやすい。電源がいる。持ち運べる電源には寿命がある。モニタがいる。モニタは大きくすると折り畳めない。
私が二百ページの文庫本一冊を持ち運ぶなら紙のほうが便利だけど、十冊まとめてなら不便だ。紙と電脳の特質の差が、どのようにどれだけの情報を扱いたいか、という要求によって人に媒体を選ばせる。
電脳の特質がこれからどう変わっていくか、なのかなあ。