あけましておめでとうございます

改まって長い文章を書く必要が無くなって久しい。世の中に対して言いたいことはとくに無くて、好きだったものがそうでもなくなるし、新しいものに目が移る。悪いことだけど、私は良い人間ではないので。
今年もよろしくお願いします。次の日記はたぶんまた来年です。

青い色

年始に祖母の通院につきそった際、前と同じ薬(かゆみどめ)がほしいということで、緑のキャップの塗り薬を「ふたの青い薬」だと祖母がいったのを、お医者さんも看護婦さんも「でもかゆみ止めたぶんこれだけですよね……」と手元の同じ薬を見ながら不思議そうだったので、ああ、アオに緑もふくめる感覚が思いつかないのだなあと思って言うか言うまいか見ていたけれど、「薬局で出してる薬のパッケージとかわからないこともあるので、同じ薬がほしいときは明細とか名前のわかるものををお持ちくださいね」ということになったので黙って過ごしたのだった。

私はオリンピック競技が好きではない

ので勝手気ままに言えるが、どう考えても汚染水漏れへの対応が喫緊の課題で、そこをすっとばして招致なんかしてる場合ではないだろう。昨日の火事が消えてないのに来週末の予定をとりつけるのに電話中。七年後までにはどうにかなります。ならない。
民法改正。遺産相続の平等、個人の権利だとは思うし、子供を作った親は死んでしまっても割を食うのは生まれた子ばかり、というのは残念なありさまだろうが、相続問題自体がピンとこないので私はこの話題について不適格だ。実際に親が亡くなったけど自分にだけ遺産が来ない、みたいな状態にならない限り自覚しないような気がする。
家族制度の危機という意見、そもそも法律が現在の家族の実状や個人の感情にそぐわないから不満が出ているのであって、もう危機を通り過ぎて手遅れなのではないか。法制度に人心の教化を求める人は多いし、法律にあるからそうする、しない、というのは一面ひとの行動基準の真実だろうけれど、私は道徳を守らせるために法律があるのだとは思わない。