あけましておめでとうございます
(いつの話だ)
最近年甲斐も無くゲームにはまって時間を潰しています。PBMというかTRPGを対戦型のカードゲームと混ぜて携帯ゲームにしたようなやつです(意味不明な説明)。もっとまともなことも書きたいので本を読む時間をどうにかするか……
曇りのち雨
いつのまにか三ヶ月経ったのでまたそこらへんからひっぱり出してきたもので適当に更新する。
日記を放置してしまっているので適当に昔書いた文章を貼ってお茶を濁す
スキというのは列挙的、外延的なのではないか。だから好き、に抵抗があるとすれば、ならば好き、に似通ってしまうところがあるからではないか。好きに対して必要な記述はできるが十分な記述はしにくいのではないか。たとえば毛の生えたものなら何でも好きであるとか、丸いものなら何でも好きというのは難しい。耐え難い異臭がするかも知れない。しかし猫であるなら何でも好き、と言いきれる人はいるかも知れない。
あるいは君であるなら何でも好き、というのはあるかも知れない。しかし「君」の十分な記述というのは難しい。いちいちの記述、やさしいだとか声が高いだとか髪が黒いだとか骨が太いだとかは言えるかも知れないが、その全てを言い尽くすことは難しいだろう。しかもそれはときどき時間が経って変化しても好きの範疇に入っている。スキの回りの記述を剥いでも新しく記述が湧いてくることがある。
みなもと太郎『レ・ミゼラブル』
http://www.j-comi.jp/book/comic/42361
先日偶然読んだ。登場人物たちが深刻に悩んだかと思えば有頂天に喜びまわったり、ドタバタしていておかしいんだけど、あまりにもドタバタしているからか、自分の悩みや喜びも他人から見ればこういうものなのだろうかと、ふとそのドタバタがとても身近になってしまって、なんだか身につまされる。
あと時々の重要な場面の絵の迫力が凄かった。原作では死んでしまう警部が助かって、夜が明ける場面とか。
このかまびすしさと奇妙な迫真感はドストエフスキー的とかいうんじゃなかろうか。ドストエフスキー一冊しか読んだことないけど。