みなもと太郎『レ・ミゼラブル』

http://www.j-comi.jp/book/comic/42361
先日偶然読んだ。登場人物たちが深刻に悩んだかと思えば有頂天に喜びまわったり、ドタバタしていておかしいんだけど、あまりにもドタバタしているからか、自分の悩みや喜びも他人から見ればこういうものなのだろうかと、ふとそのドタバタがとても身近になってしまって、なんだか身につまされる。
あと時々の重要な場面の絵の迫力が凄かった。原作では死んでしまう警部が助かって、夜が明ける場面とか。
このかまびすしさと奇妙な迫真感はドストエフスキー的とかいうんじゃなかろうか。ドストエフスキー一冊しか読んだことないけど。