在原竹広、桜色BUMPシリーズ

短期間に全巻読んだんだが雰囲気がとてもいい。奇談に青春小説を乗っけて薄くしたような。悪く言うなら地味なのだけれど、主人公格の登場人物が少年漫画的な特別な力や立場(古武術の伝承者でとか、世界の命運を握っていてとか)や、突飛な思考(この先生き残るためにはとか、極端な片思いとか)を持たないことで、逆に他のライトノベルとは違った味が出ていると思う。地味なのに読めるということは文体や描写にも欠点がないということだし。
新刊がいつになるかは分からないけど出たら買おう。どうも地元も近いらしくなんか親近感がある。
あと4巻は表紙がアレなので通販を利用したほうがいいと思った。