MIAUの「大感謝祭」キャンペーン

http://miau.jp/1196254678.phtml
いいたいことはわかるような気がする。乱暴に言うとお金は作者に払えるものなら直接払って、それにファンレターを出そうってこと。実際web上で文章とかゲーム公開してたりする人は感想メールもらうのがなにより励みになるっていうし。
でもちょっと疑問。中古で済ませたり新品買ったりすることと、ファンレターを送ったり送らなかったりすることは良心や価値観に属する問題で、この文章の書き方からするとどうも個々人の内面に踏み入りすぎな気がする。それは創作者の権利で内心の自由を侵害することにならないだろうか。
で、ここまでいっといてなんだけど、大感謝祭ということなら白田秀彰先生に本当に感謝したいと思う。「インターネットの法と慣習」の最後、現実2.0のくだりは読んでて涙が出そうになった。なんというか未来をあきらめない姿勢が大学入ってからクダをまいてる自分にとってすごく眩しかった。ちょうどこの句みたいに。

玫瑰や今も沖には未来あり 中村草田男

自分自身は今もあんまりかわってない。でもすこしだけ現実2.0が見たいように思う。