トルーマン・カポーティ「冷血」

構成や描写、採られている発言、取材されてる人々の人生が目の前にあるようで本当に面白いんだけど、実際に起きたことだし、虚しさや喪失、私たちを押しつぶしてしまうどうにもならない出来事、そういうもので一杯だから面白いなんて言っていいのかわからない。
普段やる気がなくてあんまり長いものを読んでいないので、読み通すのが大変だったけど、確かに凄い本だった。前々から個人的に読まなければならなかったものなので、読了できてよかった。