狼と香辛料について

もう十巻になるけどずっと読んでるのは、コンゲームとかホロかわいいよホロというよりなんというか暮らしぶりや商売の描写のせいなのだと思う。
雪の中を馬に乗ってると体力より先に気力が萎えるとか、船が座礁したらみんなで綱引いて揚げるとか、塩は重要な輸出入品だから密売したいとか、もっといくつもあるはずだけどパッと出ない、そういう今の生活にも通じてる、でも技術が発達したから忘れてしまってることが面白い。
ほんとうに詳しく知りたいんなら工場長が元ネタにしてる本を読めばいいんだろうけど、正直専門書を読むのは大変だし、ライトノベルの物語と描写のなかで読むと親しみやすくてわかりやすい。中世の暮らしのさわりを紹介して貰ってる感じ。