あけましておめでとうございます

個人的にいろいろあけてないですが。わしの二〇〇九年はまだもうちょっとだけ続くんじゃ……
 
一昨日帰省の際に兄夫婦と落ち合うことになっていつもとちょっと違うルートを通ったのですが、歳末の甲州街道は人通りが少ないけれど車道はクラクションが何度も長く鳴っていて、西新宿の街や高層ビルを眺めたり、首都高を過ぎてアクアラインから見た東京湾は青黒い水の上に薄い雲越しの午後の太陽が暖色を帯びた光をいちめんに反射させていて、どうってこともない景色がもの珍しく思われました。写真のひとつもないけれども。
よく通う道を少し外れる、というのはなんだか奇妙に世界が広がる感じがして好きです。気負いや緊張が無いぶん感度が上がるのか、旅行などで全く知らないところに行くのとはまた別の体験です。
年を重ねることの楽しみ、というのは案外そんなところにもあるのかもしれません。
 
……やたら綺麗に話が落ちて自分でも驚いた。
今年もよろしくお願いします。