犬が犬を食う話

革命的非モテ同盟さんのエントリーと、それに対する白田秀彰先生のコメントを読んで。
http://d.hatena.ne.jp/furukatsu/20071021/1192911070

以前どこかに書きましたが、社会の中で弱く虐げられている人たちというのは、得てして、協力すべき仲間を貶めたり、救ってくれる人の言葉を無視したり、立ち上がるべき時に互いの足を引っ張ったりするから、弱いままなのです。逆に、社会の中で強く支配的な人たちというのは、気に入らない人間でも仲間になれたり、耳に痛くても他人の意見を聞いたり、敵であっても時として支援したりして、自らの目的のために感情を抑制できるから強いのだと思っています。

耳が痛い。
でも逆にしても確からしく聞こえると思う。
弱い立場の人間は、生きていく上での余裕がないから、日々の生活に精一杯で目の前のことしか見えないから、寄り集まって何とかしようとしてもつまらないことで衝突しあってしまう。
強い立場の人間は、生きていく上での余裕があるから、たぶんこのまま先もめったなことがない限りやっていけるから、つまらない感情の対立とか、利害の不一致とかも裏に隠して、表面上は仲良くして、先の先の手まで考えていられる。
気持ち悪い話だ。お互い噛み付き合って冷たくなるなんて最悪だ。でも強い立場になったとしたら、内輪で揉めなくなるのかというとそうでもない。スターリンとか。
そんな思いはしたくない。どうすれば出来るのかもわからないけど。社会運動って難しい。